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※画像は生成AIを用いた独自生成イメージです。
製品の外観と被写体は説明用のイメージです。実物写真や、このレンズで撮影した作例ではありません。
花全体や小物を撮り、散歩にも1本で持ち出したいならRF35mm。小さな花の中心や部品の細部を画面いっぱいに写したいならRF100mmが候補です。
「マクロレンズなら等倍が必要?」と迷ったら、撮りたい物の大きさから考えてみてください。最大0.5倍のRF35mmでも、フルサイズのカメラなら横幅約7.2cmの範囲まで寄れます。一方、最大1.4倍のRF100mmでは、その範囲が約2.6cmまで狭まります。
この記事では、Canonの公式仕様を基に2本を比較します。実機の画質、ピント合わせの速さ、使い心地を比較したレビューではありません。仕様確認日は2026年9月16日です。
RF35mmとRF100mmの違いを先に比較
比較対象は「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」と「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」のレンズ単体です。本文ではRF35mm、RF100mmと略します。
| 比較する点 | RF35mm | RF100mm |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 35mm | 100mm |
| 開放F値(最も絞りを開いたときの値) | F1.8 | F2.8 |
| 最大撮影倍率 | 0.5倍 | 1.4倍 |
| 最短撮影距離 | 0.17m | 0.26m |
| 質量 | 約305g | 約685g |
| 長さ | 62.8mm | 148mm |
| フィルター径 | 52mm | 67mm |
| 選ぶ目的 | 日常撮影と近接撮影を兼用する | 小さな被写体をより大きく写す |
| 購入前の注意 | 細部の拡大には倍率の上限がある | 重量が増え、室内では構図に必要な距離も確認したい |
数値の出典:Canon RF35mmの仕様、Canon RF100mmの仕様。用途と注意点は、これらの仕様から整理した選び方です。
焦点距離は写る範囲や撮影位置に関係し、最大撮影倍率は「どこまで大きく写せるか」の上限を表します。100mmだから常にRF35mmの約3倍に写る、と考えると近接撮影で混乱します。寄れる限界での比較には、0.5倍と1.4倍を使いましょう。
0.5倍で足りるかは、写したい範囲で分かる
撮影倍率は、実物に対してセンサー上にできる像の大きさの比です。0.5倍は実物の半分の長さ、等倍は同じ長さ、1.4倍は実物の1.4倍の長さになります。詳しい定義は最大撮影倍率の解説にまとめています。
フルサイズのセンサー横幅を36mmとして、ピントを合わせた平面に写る横幅を計算すると、次のようになります。
写る実物の横幅=センサー横幅÷撮影倍率
| 撮影倍率 | 計算 | 写る範囲の横幅 | 直径20mmの花が占める横幅の割合 |
|---|---|---|---|
| 0.5倍 | 36÷0.5 | 72mm | 約28% |
| 1倍 | 36÷1 | 36mm | 約56% |
| 1.4倍 | 36÷1.4 | 約25.7mm | 約78% |
この表は横幅の比較です。被写体の高さや余白もあるため、直径20mmの花全体が1.4倍で収まるとは限りません。フルサイズを36×24mmとすると、1.4倍で写る縦幅は約17.1mmです。
たとえば横幅5cm・高さ3cmほどの小物を周囲の余白と一緒に撮るなら、横幅7.2cmまで寄れる0.5倍が選択肢になります。反対に、1cmほどの部品の形を大きく見せたい場合、0.5倍では画面の横幅の約14%にとどまります。1.4倍なら約39%まで大きくできるので、細部を主役にする用途で差が出ます。

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これらはセンサー寸法と倍率による計算上の目安です。奥行きのある物の全体が、表の範囲に収まることを保証する数値ではありません。
RF100mmの1.4倍は上限なので、常に最大倍率で撮る必要はありません。 被写体から離れれば、花全体や周囲を含めた構図にもできます。
RF35mmが向くのは、花や小物と普段の景色を撮りたい人
RF35mmは、最大0.5倍の近接撮影ができる35mmの単焦点レンズです。「散歩中に見つけた花を撮り、そのまま道や建物も撮りたい」という使い方なら、先に検討したい1本です。Canon RF35mmの製品情報
フルサイズでは、花や小物を周囲の様子と一緒に入れる構図を考えやすい焦点距離です。約305gという重量も、約685gのRF100mmと比べる際の判断材料になります。普段のバッグに入れることを想定するなら、カメラ本体と合わせた重さを確認してみてください。
ただし、花の中心だけを大きく写したい、数mmの模様を拡大したいという目的では、最大0.5倍が制約になります。「近くまで寄れる」と「細部を画面いっぱいにできる」は、撮りたい物の大きさによって結果が変わります。
RF35mmを選ぶ目安: 花全体や数cmの小物が中心で、日常撮影にも同じレンズを使いたい。

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RF100mmが向くのは、小さな部分そのものを主役にしたい人
RF100mmは、最大1.4倍まで拡大できる100mmのマクロレンズです。小さな花の中心、葉の細かな構造、小物の刻印など、全体よりも一部分を大きく写したい場合に候補になります。Canon RF100mmの特長
同じセンサーで最大倍率同士を比べると、像の長さの比は1.4÷0.5=2.8倍です。これは画質が2.8倍になるという意味ではなく、撮影時に被写体を大きく写せるという差です。
一方、約685g・長さ148mmなので、RF35mmから持ち物の大きさと重さが変わります。また、通常の撮影で同じ位置から撮ると35mmより狭い範囲が写ります。テーブル上の物全体を入れたいときは、後ろへ下がれる場所があるかも確認したいところです。
RF100mmには、ボケや柔らかな描写を調整するSAコントロールリング(球面収差を利用した描写調整)もあります。細部撮影のために選ぶなら、最初は中心位置でロックして使うと、追加の描写変化を避けられます。公式説明書でも、使用しないときは中心へ戻してロックするよう案内されています。Canon RF100mm使用説明書
RF100mmを選ぶ目安: 小さな部分を大きく写すことが目的で、重量と撮影スペースを確保できる。

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最短撮影距離の17cm・26cmは、レンズ先端からの距離?
最短撮影距離は、カメラの撮像面から被写体までの距離です。 RF35mmの17cm、RF100mmの26cmを、レンズ先端と被写体の隙間として扱わないようにしましょう。

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先端から被写体までの空間は、ワーキングディスタンスと呼ばれます。照明を入れやすいか、近づくと逃げる虫を狙いやすいかを考えるときは、こちらの距離が関係します。最短撮影距離だけを比べて「9cmぶん離れて撮れる」とは判断できません。
近接撮影時にはレンズ先端の位置も確認が必要です。仕様表のレンズ全長だけを引いて、実際の隙間を推定するのは避けましょう。RF35mmは前方へレンズが繰り出す構造なので、収納時の長さを近接撮影時の長さとして扱えません。Canon RF35mm使用説明書距離と焦点距離の関係はマクロレンズの50mm・100mmの違いでも説明しています。
APS-CのEOS Rで使う場合は、写る範囲が変わる
APS-C(フルサイズより小さい撮像センサー)のEOS Rでも、レンズの0.5倍が1倍へ変わるわけではありません。センサーが小さいぶん、記録する実物の範囲が狭くなります。
たとえばEOS R10のセンサーは約22.3×14.9mmです。同じ式で横幅を計算すると、0.5倍では44.6mm、1.4倍では約15.9mmになります。Canon EOS R10の仕様
| 使用するセンサーの例 | 0.5倍で写る横幅 | 1.4倍で写る横幅 |
|---|---|---|
| フルサイズ・横幅36mm | 72mm | 約25.7mm |
| EOS R10・横幅22.3mm | 44.6mm | 約15.9mm |
APS-Cでは0.5倍でも比較的小さな範囲を切り取れるため、フルサイズ向けの作例だけで「倍率が足りない」と決めないほうがよいでしょう。同時に、通常撮影で写る範囲も狭まるので、室内で全体を入れたい人は焦点距離との組み合わせも確認してください。
買う前に確認したいこと
2本ともRFマウントのレンズです。使うボディがEOS Rシリーズかを確認してください。EOS MシリーズやEOSの一眼レフ用として選ばないよう注意が必要です。Canon 使用可能なレンズの種類
販売ページでは、商品名に加えて、レンズ単体かセット品か、新品・中古、販売元、保証条件を確認しましょう。価格や在庫は変わるため、ここでは固定価格を比較の根拠にしていません。
同じF値で比べると、マクロ撮影では倍率を上げるほどピントの合う奥行きが薄くなります。高倍率のレンズを買っても、立体的な物の手前から奥まで自動的に鮮明になるわけではありません。ピントを変えた複数枚を合成する方法はマクロ撮影の深度合成で紹介しています。
迷ったら、いま撮りたい物の大きさを測ってみてください。花全体や数cmの小物を普段の撮影と一緒に楽しむならRF35mm、細部を大きく写すために機材を選ぶならRF100mm。 最大倍率に加えて、使うカメラと持ち運ぶ重さまで考えると選びやすくなります。



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