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※画像は生成AIを用いた独自生成イメージです。
使うモデルと文章量を決めてから48GBか64GBを選び、収まる構成の中でM5 ProとM5 Maxを比べるのがおすすめです。チップを上位にしても、メモリ不足そのものは解消しません。
たとえば「64GBへの増量」と「48GBの上位チップ」で迷うなら、まず普段の作業が48GBで収まるかを確認しましょう。長いコードや資料を読み込ませ、ブラウザーや開発ツールも一緒に使う場合は、64GBの余裕を優先する理由があります。
本記事ではローカルLLM(自分のコンピューターで動かす大規模言語モデル)用に、16インチMacBook Proの48GBモデル2商品を比較し、64GBが必要になる条件も説明します。Apple公式仕様とメモリの考え方に基づく購入ガイドで、実機の生成速度や電池持ちを測定したレビューではありません。仕様の確認日は2026年9月16日です。
比較する2商品:16インチ・48GBの構成
M5 ProとM5 Maxには、それぞれGPU(並列計算を担う処理装置)のコア数が異なる構成があります。ここではM5 Proを18コアCPU・20コアGPU、M5 Maxを18コアCPU・40コアGPUに固定します。
| 購入候補 | メモリ | SSD(データの保存領域) | メモリ帯域幅 | 選ぶ理由と注意点 |
|---|---|---|---|---|
| MacBook Pro M5 Pro 48GB | 48GB | 1TB | 307GB/s | 使うモデルを絞る候補。長文・併用時の余裕は確認する |
| MacBook Pro M5 Max 48GB | 48GB | 2TB | 614GB/s | 48GBに収まる処理で上位チップを検討。容量はPro 48GBと同じ |
画面は16.2インチの標準ディスプレイを前提とします。メモリとストレージの構成はAppleの仕様に基づき、価格・在庫・販売元はリンク先で確認してください。Apple 16インチMacBook Proの技術仕様
M5 Maxでも32コアGPUの構成は帯域幅が460GB/sです。商品名の「M5 Max」だけを見て、上表の40コアGPUモデルと同じ仕様だと判断しないようにしてください。
48GBで足りる?モデルのファイル容量だけでは決まらない
Macのユニファイドメモリは、CPUとGPUで共有するメモリです。48GBの構成なら、その全量をLLM専用に使えるわけではなく、OSやブラウザーなども同じメモリを使います。Apple silicon向けの機械学習フレームワークであるMLXも、この共有メモリを活用する設計です。MLX公式ドキュメント
LLMを動かす際は、次の領域を合わせて考えます。
| 必要な領域 | 何に使うか | 増える条件 |
|---|---|---|
| モデルの重み | 学習済みの数値を保持する | 大きいモデル、高い保存精度 |
| KVキャッシュ | 過去の文章の途中計算を保持する | 長い入力・出力、同時処理 |
| 実行時の作業領域 | 計算の途中結果などを保持する | 実装、処理内容、バッチ設定による |
| OS・ほかのアプリ | 普段の作業を動かす | ブラウザー、開発環境、仮想環境などの併用 |
「32B」は約320億パラメータというモデル規模を表します。その全重みを4bitで保存できれば、理想的な容量は32×4÷8=16GBです。ただし、実際の量子化(数値の保存に使うビット数を減らす方法)には補助情報などが必要です。16GBという計算値を、そのまま必要メモリにしないでください。 配布されているファイルと実行時の使用量を確認します。Qwen3-32Bの公式GGUF配布一覧
モデル規模別の考え方は、ローカルLLM用Macのメモリ容量ガイドでも説明しています。
同じモデルでも、長文を扱うと余裕が変わる
容量配分を仮定して考えてみましょう。次の表は計算の説明用で、特定のモデルを動かした測定結果ではありません。
| 仮定する用途 | 重み | キャッシュ | 作業領域 | OS・アプリ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| ある文章量で使う例 | 20GB | 8GB | 4GB | 8GB | 40GB |
| 同じモデルでキャッシュが増えた例 | 20GB | 24GB | 4GB | 8GB | 56GB |

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表ではすべて同じGB単位の仮定値として計算しています。合計40GBの例なら、容量の差し引きは48−40=8GBです。56GBの例では48GBを超え、64GBとの差し引きが8GBになります。
この8GBは、動作保証に必要な固定の余白ではありません。実際にはアプリ側のメモリ管理や使える領域、処理中の一時的な増加もあるため、容量に収まる計算だけで快適に動くとは判断できません。
Ollamaも、コンテキスト長(一度に扱う文章量)を増やすと必要メモリが増えると説明しています。同時要求を増やした場合も追加のメモリを使います。短い会話の結果だけで、長文要約や複数処理まで判断しないことが大切です。Ollamaのコンテキスト長、Ollama FAQ
M5 Maxなら速い?容量と帯域幅を分けて考える

※画像は生成AIを用いた独自生成イメージです。
メモリ容量は「どれだけ置けるか」、メモリ帯域幅は「単位時間にどれだけデータをやり取りできるか」を表します。今回のM5 Maxは、M5 Proに対して公称帯域幅が614÷307=2倍です。
ただし、LLMの生成速度が必ず2倍になるという意味ではありません。 使うモデル、量子化形式、実行ソフト、入力処理と出力処理の違いなどで、制約になる部分は変わります。GPUのコア数だけを増やせば、あらゆる処理が同じ割合で速くなるわけでもありません。
64GBへの増量と48GBの上位チップで迷う場合は、優先順位がはっきりします。48GBを超える用途なら容量が先。48GBに十分収まり、同じモデルを何度も使うため速度にも投資したいなら、M5 Maxの実測情報を確認する順序です。
速度を比較するときは、モデル名だけでなく、量子化形式、入力の長さ、同時処理数、実行ソフトのバージョンまで同じ条件の結果を探しましょう。本記事では未測定のtokens/s(1秒あたりの生成トークン数)を提示していません。
MacBook Pro M5 Pro 48GB:使うモデルを絞って持ち歩きたい人へ
MacBook Pro M5 Pro 48GBは、使うモデルと文章量が決まっていて、普段のアプリを開いた状態でも48GBに余裕を持って収まる人向けの候補です。今回の比較では、18コアCPU・20コアGPU・1TB SSDの構成を扱います。
小さなモデルを短い会話に使うだけなら、48GBより少ない構成で足りる場合もあります。反対に、購入後に大きなモデルや長文へ広げたいなら、現在の最小限の使用量だけで選ぶと余裕がなくなる可能性があります。
選ぶ目安: 持ち運ぶ環境でやりたいことを絞れていて、その条件でメモリ使用量を確認できる。

※画像は生成AIを用いた独自生成イメージです。
製品外観と画面は独自のイメージです。実機写真や実測結果ではありません。
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MacBook Pro M5 Max 48GB:48GBに収まる用途で上位チップを検討
MacBook Pro M5 Max 48GBは、同じモデルを繰り返し動かし、処理速度も比較して選びたい人向けです。ここでは18コアCPU・40コアGPU・2TB SSDの構成を扱います。
M5 Pro 48GBから変わるのは、今回の比較ではGPU構成・メモリ帯域幅・SSD容量です。ユニファイドメモリは同じ48GBなので、Maxという名称だけでより大きいモデルが収まると考えないようにしましょう。
価格差に見合うかは、自分が使うモデルとソフトの実測を確認して判断します。長文や併用アプリによる容量不足が心配なら、先に64GBが必要かの検討へ戻るのがよいでしょう。
選ぶ目安: 48GBで余裕があることを確認済みで、上位GPU・帯域幅を検討する目的がある。

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製品外観と画面は独自のイメージです。実機写真や実測結果ではありません。
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64GBが必要なら、48GBの商品へ妥協する前に
長文や併用アプリを含めると48GBに余裕がない場合は、チップより容量を優先してください。Appleの仕様では64GBを選べる構成がありますが、本記事には64GBモデルのAmazon購入リンクを掲載していません。必要な容量が決まっているなら、Apple公式のMacBook Pro構成選択で希望するメモリを確認しましょう。
容量が足りている処理を48GBから64GBへ移しても、それだけで大幅に速くなるとは限りません。逆に、同じ48GBのまま上位チップへ変えても、メモリ不足は解消しません。「64GBが必要なのに、買いやすい48GBを選んでしまう」ことは避けたいところです。
購入ページで確認したいこと
同じMacBook Proという名前でも、世代・チップ・コア数・メモリ・SSDが違います。今回の比較表と、カートへ入れる商品の構成を照合してください。新品か整備済み品か、キーボード配列、販売元、保証条件も確認しておきたい点です。
SSDはモデルファイルや開発データを保存する場所です。1TBから2TBへ増やしても、48GBのメモリが64GBに増えるわけではありません。保存したいモデルが多い場合のSSD選びと、同時に実行するためのメモリ選びを分けましょう。
実行ソフトの対応も確認が必要です。MLX LMはApple silicon向けのLLM実行ツールですが、実行できるモデルや形式には対応範囲があります。ダウンロードできる任意のモデルが、そのまま使えるとは限りません。MLX LM公式リポジトリ
持ち運ぶ人は、電池持ちの条件にも注意してください。Appleのバッテリー測定条件も確認しておきましょう。Appleが公表する動画再生やウェブ閲覧の時間を、LLMを連続実行できる時間として扱わないようにしましょう。充電できる場所で使うのか、電源なしで長時間動かすのかも、購入前に決めておくと判断しやすくなります。
迷ったら、容量に収まるかを先に確認し、その後で速度と価格差を比べる。 この順序なら、容量を増やすか、同じ容量でチップを上げるかという選択肢も整理できます。



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