カメラ初心者でも簡単に設定できる!?写真撮影の3大要素を徹底解説【ISO感度編】

カメラ初心者でも簡単に設定できる!?写真撮影の3大要素を徹底解説【ISO感度編】

こんにちは、Kas’s Blog管理人のKasです。

カメラで写真を撮影するときに、重要な要素が3つあります。それは、

  • F値
  • シャッタースピード
  • ISO感度

です。

前回までで、【F値】と【シャッタースピード】について解説いたしました。

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カメラ初心者でも簡単に設定できる!?写真撮影の3大要素を徹底解説【シャッタースピード編】
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今回は、【ISO感度】について解説していきます。

 

この記事を読めば、

  • ISO感度の意味が理解できます。
  • カメラでISO感度の設定を変更して、より明るい写真が撮れるようになります。
  • ISO感度変更してもノイズが出ない設定方法が分かるようになります。

 

今回の記事で、写真撮影の3大要素は終了です。

僕自身も2021年にカメラを購入したばかりの”初心者”ですが、
この3大要素を理解してから写真の表現力が高くなり、カメラ撮影が楽しくなりました。

ISO感度は中々の曲者ですが、簡単に理解できるように説明しますので、
ぜひ、この機会に覚えてください。

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ISO感度ってそもそも何?

ISO感度

カメラを買っていろいろ設定を勉強していくと、【ISO感度】という文字が頻繁に出てきます。

基本的に自動設定を選ぶと間違いないですが、写真撮影をしていくうえで、理解しておくのは必須の項目です。

でも、そもそも”ISO”ってどう読むのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

この章を読めば、ISO感度とは何なのか、設定を変えると写真がどうなるのかが分かります。

「ISO感度」=「光に対する敏感度」

“ISO(=International Organization for Standardization)”は、
「イソ」もしくは「アイ エス オー」と読み、
カメラが光を捉える敏感度」を表しています。

カメラは元々フィルムに光を当てることで写真にしていました。

フィルムには、光に反応する特殊な加工がされており、
光の当たり具合(当たる時間や光の強度)によって写真を表現していました。

ただ、写真を撮影する環境(昼間とかライトの有り無しとか)によっては、
光が強く当たりすぎるので感度の低いフィルムを選択したくなるかと思います。

ただ、このフィルムに施されている加工が、各メーカーによってバラバラだったら困りますよね?

「感度が低いと思ったらめちゃくちゃ光に敏感で、写真が真っ白になったんだけど!!」
なんてことになったら大変です。

そこで、国際的にフィルムの感度の基準を設けましょうということで、
ISO感度という基準となる数値が生まれました。

現代では、フィルムの代わりに撮像素子という電子部品を使っているカメラがほとんどですが、
考え方はフィルムと同じです。

素子が光を蓄えて写真に変換しているのですが、
感度が高ければ、少ない光でもくっきりとした写真に変換することができ、
逆に低ければ、多くの光が無いとくっきりとした写真を撮ることができない、
という原理です。

 

敏感度???
という方は、【正座】を思い浮かべてください。

普段は足を触れられても特になにも感じませんが、
正座して足が痺れた後だと、少し触れられただけで激痛が走りますよね。

これは、“足”『刺激』に対して、“敏感”になっている状態なんです。

これと一緒で、
ISO感度を高くすると、“撮像素子”『光』に対して“敏感”になります。

つまり、光が少し当たっただけでもくっきりとした写真が撮れるようになる
というこです。

ISO感度を変えて写真の明るさを底上げしよう!

夜景

ISO感度がどういうときに役立つかというと、
「シャッタースピードを上げて写真ブレを抑えたい」時に役立ちます。

シャッタースピードを上げると、カメラに入る光の時間が短くなるんでしたよね?
そうなると、光が強い環境(昼間とかライトあり)だと良いのですが、
もし夜とかだったら光が十分に取り込めず、暗い写真になってしまいます。

※シャッタースピードを忘れたという方は、下記を参照ください。

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この状況を打破し、光が弱い環境下でも、ISO感度を上げれば
“写真ブレ”が抑えられた明るい写真が撮れるようになります。

ISO感度の上げすぎ注意!(ノイズ発生でざらざら写真になります)

ISO感度を上げすぎると、写真にノイズが出やすくなってしまうので、注意が必要です。

ノイズが出てしまうと、写真の細部が乱れてしまい、ざらざらとした描写になってしまいます。

基本的には、ISO感度1600以上になってくると、ノイズが発生しやすくなります。

なので、それ以上に設定しないと写真が暗いよという場合は、
ISO感度での調節ではなく、以下のような光をたくさん集められるような設定にした方がよいです。

  • シャッタースピードを遅くする。
  • F値の小さいレンズに変える。
  • ライトを当てる。
※写真がブレたり暗くても何も見えないなどで失敗するよりかは、
ISO感度を上げてざらついていた方が個人的には良いと思っています。
なので、あまりISO感度の数値にとらわれすぎず、「低い方が良い」ということだけ
頭の片隅に置いておけばいいかなと思います!

iPhoneのISO感度はだいたい20~2000(非公式)

ISO感度がだいたいどんなものか分かってきたところで、
多くの人が写真を撮影するときに使うであろう”スマホ”のISO感度がどのくらいかを紹介いたします。
※Andoroidは種類が多いため、今回はiPhoneに限定させていただきます。

iPhoneのISO感度は、だいたい20~2000くらいです。

ただし、明確なスペックとしてうたっているわけではなく、
僕が調べたのも2017年くらいの記事でしたので、正確な数値では分かっていません。

ただ、iPhoneの場合はISO感度は完全AUTOで設定されていますので、あまり意識しなくていいかと思います。

カメラで実際にISO感度を変更してみよう!

いざカメラでISO感度の設定を変更しようと思っても、
「どのモードを使えば設定が変更できるか分からない」なんてことありませんか?

この章では、実際にカメラを使ったISO感度の設定変更方法を説明していきます。

また、カメラ初心者の方向けに、『ISO感度を変更するとどう写真が変わるのか』
というのを実際の作例を交えて解説していきます。

変更方法

さて、それではいよいよカメラでISO感度を変えて撮影してみましょう!!

ISO感度は、これまで使ってきた【シャッタースピード優先モード】でも、【絞り優先モード】でもどちらでもOKです!
今回は、【シャッタースピード優先モードを使って変更していきます。】

シャッター優先モードは、各メーカによってモード名称が異なります。

モード名 メーカー名
Tvモード(今回の例はこちらを使います。) Canon、PENTAX
Sモード ソニー、ニコン、オリンパス、富士フィルム

このモードは、シャッタースピードを任意に設定できるモードとなっています。

その他のF値やISO感度は、カメラ側でいい感じの値に自動設定してくれますが、
今回はISO感度をマニュアルで変更していきましょう!
※F値は以下の記事を参考にしてください。

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シャッタースピード優先モードでの設定方法
  • STEP1
    Tvモードに切り替える

    Tvモード変更

    まずはTvモードに変更します。
    大体カメラの上側に、モード変更用のつまみがありますので、そちらで設定してください。

  • STEP2
    ISO感度を選択する

    ISO感度選択

    変更するために、ISO感度(赤枠)を選択してください。
    Canonは基本的に全カメラにタッチパネルを採用していますので、シャッタースピードを指でぽちっと押してくれれば選択できます。

  • STEP3
    ISO感度を変更する

    ISO感度変更

    こちらもタッチパネルで数値を変更しても良いですし、
    カメラについている選択ボタンなどから変更することもできます。

ISO感度 100での撮影イメージ【おすすめ設定】

ISO100

最も画質の良い設定が、この“100”という設定です。

昼間や明るい環境下での撮影は、基本的に”100″に設定すれば、キレイで失敗のない写真が撮れます。

また、夜でも三脚などが使えるのであれば、シャッタースピードさえ遅くすれば、
このISO感度100という設定でも十分明るい写真が撮れます。

まずは、この設定を目標に、他の設定や環境を変える工夫をしてみると、
簡単に素敵な写真が撮れると思います!

ISO感度 400での撮影イメージ

ISO400

ISO感度が400~800であれば、特に画質に目立ったノイズがのることもないので、
シャッタースピードをどうしても速くしなければいけな場合は、このあたりに設定すると良いでしょう。

ISO感度 1600での撮影イメージ

ISO1600

星空を撮影したい場合、シャッタースピードを限界まで遅くしても写真が暗くなってしまうことがあります。
そんな時にISO感度1600以上に設定して使用します。

(よく使われるのは1600とか3200とかくらいまでですかね。)

ここまでくると、写真を拡大したりするとノイズが入ってしまいます。

でも逆に言えば、拡大しなければ分からないようなシーンであれば、気にせずISO感度を上げて撮影してOKなので、状況に応じて使い分けてみましょう!

まとめ

今回の記事のまとめで。

  • ISOとは・・・
    • 「イソ」もしくは「アイ エス オー」感度と読む。
    • 「光に対する敏感度」である。
  • ISO感度を調節することで、暗い場所で撮影して明るい写真に仕上げることができる。
  • ただし、感度を上げすぎるとざらざらした写真になってしまうので、注意が必要。
  • スマホのISO感度は、だいたい20~2000くらいの範囲で自動設定される。
  • ISO感度100だとノイズを全く気にせずに写真を撮ることができるためおすすめ!

 

お疲れさまでした!
今回の記事で、写真撮影の3大要素はばっちりなはずです。

ただ、記事を読んだだけだと、いざ写真を撮ろうとしたときに、
「あれ、どうやるんだっけ?」
と、分からなくなってしまうことも多いかと思います。

なので、やはり上達のカギは、カメラをたくさん触って、写真をいっぱい撮ることだと思います!

忙しくてカメラを外に持ち出す機会が少ない人もいるかと思いますが、
そんな方は、家の中でも十分練習になりますよ!
(僕もほとんど家で練習しています笑)

それでは、また。

 

コメント

  1. […] 露出補正で+側に振り、写真全体の明るさを上げるとよいです。 このとき、ISO感度を上げすぎていると、写真が白飛びする可能性があるため、気持ち低めにしておいた方がよいです。 […]

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