写真撮影テクニック|構図の呼吸 肆の型【対角線構図】

対角線構図

写真撮影テクニック|構図の呼吸 肆の型【対角線構図】

こんにちは、Kas’s Blog管理人のKasです。

写真を撮影するとき、
「いつも同じ雰囲気の写真になるなぁ」
「かっこいい写真が撮りたい!」
と感じたことありませんか?

それらは、写真の構図を変えれば解決できます!

構図には、基本となる型が存在します。

そこで、今回は構図の中でも基本となる肆の型
【対角線構図】について解説していこうと思います。

この構図で撮影するときのポイントは、たったの一つ!

ラインを見つけて斜めに傾ける

今回の構図は、【二分割構図】から派生した型となりますので、
この型を覚えれば、【二分割構図】との使い分けもできるようになります。
⇒【二分割構図】についての詳しい解説記事はこちら

この記事では、実際の作例を交えた具体的な解説も行うので、
ぜひ最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

対角線構図とは

対角線構図とは

対角線構図とは、
被写体を写真の対角線上に配置する構図のことです。

「写真がおとなしすぎる」
「被写体をそのまま撮影すると、たんぱくで面白味のない写真になってしまう」
と悩まれている方におススメな構図です。

あえて斜めに撮影することで奥行きが生まれ
より被写体の動きを表現することができます。

単調な写真に飽きてしまった方は、ぜひ試してみてください。

撮影時のポイントは、『ラインを見つけて斜めに傾けること』

道路を斜めに切り取る場合

街並み

川を斜めに切り取る場合

川の流れ

対角線構図のポイントはシンプルで、『斜めにすること』だけです。

撮影したい被写体を決めたら、斜めにするラインを見つけましょう。

  • 街並みを撮影するのであれば、道路やビルとビルの間隔
  • 自然を撮影するのであれば、水の流れや植物

など背景や被写体そのものでもなんでも良いです。

見つけたラインを中心に、斜めになるような位置を探して撮影しましょう。

ポイントは、写真の対角線を意識すること!
思い切って傾けると、より斜めラインに目が行きやすくなります。

ちなみに!!
派生型の二分割構図と違って被写体に対して水平に撮影するということは
あまり意識しなくても大丈夫です。
対角線構図は動きや奥行きを表現する構図なので、
「真上や真横から撮影しなきゃ・・・」と考えることはしなくてOKです!
注意として、カメラ本体を斜めにして撮影することはやめておきましょう!
カメラは水平にしておかないと、被写体自体が変に間延びして不自然な写りになってしまいます。
写真撮影テクニック|構図の呼吸 弐の型【二分割構図】
写真撮影テクニック|構図の呼吸 弐の型【二分割構図】 こんにちは、Kas's Blog管理人のKasです。 写真を撮影するとき、 「いつも同じ雰囲気の写真になるなぁ」 「かっこいい写真が撮りたい!」 と感じたことありませんか? それらは...

【作例付】おススメ撮影シーン

ここからは、対角線構図を使うおススメの撮影シーンを
作例を交えて解説していきます。

人物や乗り物の動きを表現したい

自転車

乗り物で移動する人物を撮影するときに対角線構図を使えば、
スピード感や奥行きが表現できるようになります。

行き交う人々や街並みを一緒に入れ、より具体的な情景もプラスしてあげると、
写真にストーリー性も生まれます!

整列した小物雑貨を対角線構図でリズミカルに

小物

キレイに整列された被写体を撮影したいときに対角線構図を使うと、
写真にリズム感ができて気持ちのいい1ショットができます。

可愛らしい雑貨を撮影するときは、
少しだけ整列のラインを斜めにずらしてあげるのがおススメです!

川の流れや高さを見せたい

川

川の流れや高さを見せたい場合に対角線構図を使うと、
迫力のある写真に仕上げることができます。

この時のワンポイントアドバイスとしては、
画面を縦にしてあげること!

横向きで撮影するよりも高さが表現できますし、
被写体の配置も安定したバランスのよい写真になりやすいです。

まとめ

今回の記事をまとめます。

  • 被写体を写真の対角線上に配置する構図のこと
  • 被写体をあえて斜めにすることで、動きや奥行きを表現しやすくなる
  • 斜めにすることでリズム感が生まれ、気持ちのいい整列した写真になる

写真の魅力は、『言葉がいらないこと』にあると思います。

例え、時代や文化が違っていたとしても、
写真で感情を伝えることはできます。

写真で自分の気持ちを表現するときに役立つのが【構図(の呼吸)】というテクニックです。

写真が気になる人や上達したい人にとって、
少しでも役に立てれば嬉しいなと思っています。

それでは、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました