フレアとゴーストの発生原因と対策を解説|逆に利用して光を操れ!
こんにちは、Kas’s Blog管理人のKasです。
写真を撮ったはいいけど、光が強くて全体的に白くてぼやけていたり、
玉状の光が入り込んでにじんでしまったことありませんか?
その原因は、【フレア】や【ゴースト】という現象です。
名前からして悪さしそうですよね。。。
しかし、使いこなせば、普段よりも柔らかな色味を表現できたり、
肉眼では見れない光の形が撮影できたり、味のある写真が撮れるようになります。
そして、わざと発生させる方法について解説していきます。
これで、フレアとゴーストを意図的に出したり消したりできるようになるので、
使い分けて光を操っていきましょう!
まずはフレア・ゴーストについて知ろう!
写真の上達の道として、まずはその現象を知ることが近道です。
フレア・ゴーストについて、その意味や発生原因を解説します。
フレアとは、光の反射による白ぼやけ現象
フレアとは、
光がレンズやカメラの中で反射して、写真全体が白っぽくなる現象のことです。
フレアが発生すると、被写体の明暗がぼやけて輪郭があいまいになり、
シャープさを失った写真になってしまいます。
ゴーストとは、光の反射による光の映り込み現象
ゴーストとは、
レンズやカメラの中で反射した光が、玉状や絞りの形状になって映り込む現象のことです。
ゴーストは、発生してしまうと画像の加工では中々消せないので、
被写体をクリアに撮影したい場合には、発生させないように注意が必要です。
発生原因は強い光
フレア・ゴーストは、
逆光や反逆光で撮影し、強い光がレンズやカメラ内部に入り込むことが原因で発生します。
フレアやゴーストを発生させたくないという場合は、
撮影するときの光の位置に注意してください。
※逆光についての詳しい解説記事は、以下を参照してください。
![](https://kasblo.com/wp-content/uploads/2021/09/niklasfotografics-PVuxgcbV-EA-unsplash-160x90.jpg)
フレア・ゴーストの抑え方【3選】
フレアやゴーストを抑えたいという場合に有効な対策を、3つご紹介いたします。
レンズフードをかぶせる。
レンズフードをかぶせると、強い光を遮ることができるため、
フレアやゴーストの発生確率を下げてくれます。
フードはレンズを守る役割も果たしてくれますので、付けておくと良いでしょう。
レンズフィルターを装着する。
反射率の高いフィルターを装着してしまうと、フレアやゴーストの発生率を上げてしまうのですが、
透過率の高いフィルターを装着すれば、逆にフレアやゴーストの発生率をグッと下げてくれます。
レンズ本体にゴミなどの付着も防いでくれますので、フィルターを装着しておくと良いでしょう。
順光で撮影する。
逆光や反逆光で撮影すると、どうしてもレンズに入る光の量が多くなってしまい、
フレアやゴーストの発生につながってしまいます。
なので、撮影するときの位置を調整してあげることが、一番リーズナブルな対策と言えます。
フレア・ゴーストの発生方法【3選】
人や自然の柔らかさを伝えたり、
水面のきらめきを写し撮れたりと、
利用すれば写真に一味加えてくれる撮影テクニックでもあります。
この章では、フレアやゴーストを、あえて発生させたいという方向けに、
発生しやすくする方法を3つご紹介していきます。
逆光・反逆光で撮影する。
フレア・ゴーストは光が重要です。
逆光や反逆光で撮影してあげると、発生しやすくなります。
また、撮影する場所や物にもよりますが、朝方や夕方の方が陽が傾いているので、
よりレンズに光が入りやすくなります。
なので、撮影タイミングとしては、朝夕がおススメです!
オールドレンズを使う。
オールドレンズとは、フィルムカメラ時代に使われていた昔のレンズのことです。
現代のレンズとはガラスのコーティング方法が異なっており、
より光の影響を受けやすいという特徴を持っています。
そのため、レンズを交換することで、フレア・ゴーストが発生しやすくすることができます。
おすすめのオールドレンズ
絞りを大きくする。
絞りを大きく(F値を小さく)することによって、光をより多く取り込めるようになるため、
フレアが発生しやすくなります。
絞りが大きいおすすめレンズ
まとめ
今回の記事のまとめです。
- フレアとは、光がレンズやカメラの中で反射して、写真全体が白っぽくなる現象のこと。
- ゴーストとは、レンズやカメラの中で反射した光が玉状や絞りの形状になって映り込む現象のこと。
- 強い光がレンズやカメラ内部に入り込むことが原因で発生する。
- 対策方法
- レンズフートをかぶせる。
- レンズフィルターを装着する。
- 順光で撮影する。
- 発生させる方法
- 逆光・反逆光で撮影する。
- オールドレンズを装着する。
- 絞りを大きくする。
オールドレンズって、なんかフォルムが素敵なものが多いですよね。
持っているだけで幸福感を当ててくれます。
それでは、また。
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