構図を覚えて写真のセンスを磨け!構図の基本の型【7選】
こんにちは、Kas’s Blog管理人のKasです。
旅行に行ったり、おいしい料理を食べたりしたときに、
その感動を他の人ともシェアするために写真を撮りますよね。
けど、実際に見た時と、後で写真を見返したときでは、
なんかイメージと違っていたり、当時の感動が表現できていなかったりすること
ありませんか?
そんな時、
「あ~写真のセンスないんだなぁ」とか
「いい写真を撮りたいけど、一眼レフとかの高いカメラは買えないから仕方ない」と
割り切ってしまう方も非常に多いです。
しかし、実は『いい写真を撮る』ということは、
カメラ性能やセンスなどは関係ないんです!
基本的な写真の構図を覚えれば、
誰でも『いい写真を撮る』ことはできます。
しかも、簡単に!!
今回の記事を読めば、次のようなことが分かり、
簡単にいい写真を撮れるようになります。
- 構図の基本の7つ型
- 【作例付】構図を使った写真の撮り方
写真のセンスは、誰でも簡単に作り出せます。
しかも、今回解説する構図は基本形となっておりますので、
難しいテクニックは一切ありません!
【シンプルな基本の型】
だからこそ、初心者の方でも気軽に使いこなすことができます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
【構図のすゝめ】写真にセンスは必要ない!構図を覚えればおのずと磨かれる!
「写真に残したいなぁ」と思った時、
残したいと思った対象(被写体)を、
写真のどこに配置し、背景をどう入れるかを考える指標となるのが構図です。
構図をきちんと考えると、
「その時どんなことを感じて、何を残したかったのか」
という、撮影者の感情をそのまま写真にすることができます。
それは、構図によって写真に写っている物・人・風景が整理され、
『写真で伝えたい内容が明確になる』からです。
つまり、
『いい写真を撮る』ということに、カメラ性能やセンスは必要ない!
ということです。
今回の記事を参考に、
構図を何となく覚えて、何となく意識して写真を撮る
ということを繰り返せば、おのずと写真が洗練されていきます。
そして、いつしか「センスいいね!」なんて
みんなから褒められるようになります。
だって、構図はプロのカメラマンも使っている撮影テクニックなんですから。
構図の呼吸 基本の7つの型
【壱の型】三分割構図
三分割構図とは、
写真の縦横を三分割し、その交点や線上にメインとなる被写体を配置する構図のことです。
構図の中でも、一番バランスが優れており、
【構図の王道】と呼ばれています。
撮影するときのポイントは次の2点です。
- 被写体を分割した線と線との交点に持ってくること。
- 「なんとなく中心からずらす」ということを意識すれば、印象的な写真になる。
- 間を持たせること。
- 間(写真内のスペース)を持たせることで、写真の情報量を整理できる。
- 視線の先に間を設けることで、ストーリー性が表現できる。
三分割構図について解説した記事がありますので、
さらに詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
【弐の型】二分割構図
二分割構図とは、
写真を分割して、被写体をそれぞれの位置に配置してあげる構図のことです。
撮影するときのポイントは次の2点です。
- 水平をとること。
- 写真の水平が取れていないと安定感が欠けてしまいます。
- 対比関係を明確にしてあげること。
- 海と空、山と川など、対比関係を明確にすれば、より洗練された写真になります。
二分割構図について解説した記事がありますので、
さらに詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
【参の型】日の丸構図
日の丸構図とは、
メインとなる被写体を写真中央に配置する構図のことです。
この構図が最もポピュラーで、初心者の方でもあまり意識せずに撮影しているかと思います。
撮影するときのポイントは次の2点です。
- 被写体を正面から捉えること。
- 日の丸のメリットは被写体の魅力をストレートに伝えること。
- 中央に視線が集まるのでしっかり正面から写してあげると良い。
- 写真に対する被写体のサイズを考えること。
- 写真に対する被写体の写っている割合を変化させると印象も変わる。
- 小さくすると静かな、大きくするとインパクトのある写真になる。
日の丸構図について解説した記事がありますので、
さらに詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
【肆の型】対角線構図
対角線構図とは、
被写体を写真の対角線上に配置する構図のことです。
二分割構図の派生型となっており、
奥行きと被写体の動きが表現しやすい構図となっています。
撮影するときのポイントは次の1点です。
- ラインを見つけて斜めに傾けること。
- ラインの見つけ方のコツ
- 道路やビルとビルの間隔
- 川の流れや植物の並び
- 写真の対角線を意識して思いっきり傾けるとより良い。
- ラインの見つけ方のコツ
対角線構図について解説した記事がありますので、
さらに詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
【伍の型】囲み構図
囲み構図とは、
被写体の周りを背景で囲み、メインの被写体を際立たせる構図のことです。
種類としては次の3つがあります。
- トンネル構図:被写体の周りを円形に囲んで撮影する。
- 額縁構図:被写体の周りをスクエア型に囲んで撮影する。
- サンドイッチ構図:被写体を何かで挟むようにして囲んで撮影する。
囲み構図は、
見ている人の視線を誘導し、被写体をおしゃれに魅せられる写真に仕上がります。
撮影するときのポイントは次の2点です。
- 被写体を何かで囲むこと。
- 草花・ビル・空・海・洞窟など
- 円形・スクエア・サンドイッチを意識するだけでOK
- 被写体にピントを合わせること。
- そのほかはボケてて良い。
- 視線の誘導が視覚的にできる。
囲み構図について解説した記事がありますので、
さらに詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
【陸の型】曲線構図
曲線構図とは、
被写体の曲線ラインを画面内に取り入れる構図のことです。
曲線は、大きく分けて次の2つがあります。
- S字構図
- C字構図
直線を画面内に取り入れるとシャープな印象を与えるのに対して、
曲線構図は、ゆったりとした柔らかい印象を与えます。
撮影するときのポイントは次の2点です。
- 曲線のラインに沿って奥行きを出すこと。
- 手前から奥に視線を誘導し、目で追った先に何かポイントとなる被写体を置くとさらに良い。
- ハイアングルで撮影すること。
- 曲線ラインが見つけやすくなる。
曲線構図について解説した記事がありますので、
さらに詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
【漆の型】放射線構図
放射線構図とは、
写真のある1点に向けて被写体のラインを収束させる構図のことです。
収束点に人の視線を誘導することができるので、
奥行きや高さを表現しやすい構図となります。
撮影するときのポイントは次の2点です。
- 遠近感を利用すること。
- 専門用語で『パースペクティブ効果』と言う。
- 奥行きや高さを強調しやすくなる。
- 収束点の位置を考えること。
- 中央に配置すると安定感を、左右に寄せると動きを表現できる。
- あえて収束点を写真内に収めないように撮影すると迫力が増す。
放射線構図について解説した記事がありますので、
さらに詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
構図の組み合わせ次第で写真の魅せ方は無限に広がる!
例1)二分割構図+トンネル構図
例2)放射線構図+日の丸構図
例3)対角線構図+二分割構図
一枚の写真に、一つの構図という決まりはありません。
多くの場合、複数の構図を組み合わせて撮影されます。
構図を意識するだけでも、全然写真の見た目が変わってきます。
好きに組み合わせてもいいし、組み合わせなくてもいいです!
構図のことをもっと知りたいと思った方は、構図帳を眺めると良いです。
おススメの構図帳のリンクを貼っておくので、ぜひチェックしてみてください。
⇒完全版 写真がもっと上手くなる デジタル一眼 撮影テクニック事典101+ 写真がもっと上手くなる101シリーズ
まとめ
今回の記事をまとめます。
- 構図とは、写真を撮影するときに、写したいものを写真内のどこに配置するかの指標
- 『いい写真』には、センスも高いカメラも必要ない!
- 構図を覚えてなんとなく意識できるようになれば、『いい写真』が撮れるようになる。
- 基本の型は7つ
- 三分割構図
- 二分割構図
- 日の丸構図
- 対角線構図
- 囲み構図
- 曲線構図
- 放射線構図
- 基本の型を組み合わせることで、写真の魅せ方は無限に広がる。
自分の今まで撮影してきた写真を見返すと
「あっこれは曲線構図で撮影できているな」
「この写真は放射線構図かな」
など、たくさんの気づきがあるはずです。
お気に入りの一枚を見返してみてください。
素敵な写真は、自然と『構図がばっちりハマっている写真』だと思います。
感情が動く瞬間、見て感じたままのイメージを写真としてどう記録するか—。
そんな時に構図を思い出してください。
きっと、構図を使えばその時の感情まで記録できることでしょう。
これからたくさん写真を撮影される中で、
今回の記事が少しでも役に立って、素敵な思い出がたくさん残せるようになれば、
幸せです。
それでは、また。
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