カメラ初心者でも簡単に設定できる!?写真撮影の3大要素を徹底解説【シャッタースピード編】
こんにちは、Kas’s Blog管理人のKasです。
カメラで写真を撮影するときに、重要な要素が3つあります。それは、
- F値
- シャッタースピード
- ISO感度
です。
前回は、【F値】について解説いたしました。
今回は、【シャッタースピード】について解説していきます。
この記事を読めば、
- シャッタースピードについての基礎知識が身に付きます。
- カメラでシャッタースピードを自在に変更できるようになります。
- ブレのない写真が撮れるようになります。
ちなみに僕自身も2021年にカメラを購入したばかりの”初心者”ですが、
今では気軽に設定を変えながら写真が撮れるようになっています。
シャッタースピードを操れば、目で見ている以外の世界も写真で表現できるようになるので、
ぜひ、この機会に一緒に覚えましょう。
シャッタースピードってそもそも何?
せっかくカメラを構えて写真を撮っても、
「写真がブレてしまってキレイに撮れなかった。。。」
なんて経験ありませんか?
それは『シャッタースピードが適切でない』可能性があります。
この章を読めば、シャッタースピードと写真ブレの関係性が分かるようになります。
「シャッタースピード」=「光がカメラに入る時間」
シャッタースピードとは、「光がカメラに入る時間」を表しています。
カメラについているシャッターは、レンズと撮像素子の間に取り付けてあり、普段は閉じています。
シャッターボタンを押すと、設定された時間だけ開いて、またすぐに閉じます。
このシャッターが開いている時間だけ、撮像素子に光が当たり、写真として映し出されます。
シャッターが開いている時間、つまり、
「シャッターの開閉速度(スピード)」が「カメラに入る光の時間」を決めるのです。
写真がブレる理由は「被写体ブレ」と「手ブレ」が原因
写真がブレる理由は、二つあります。
- 被写体ブレ
- 手ブレ
です。
①被写体ブレ
撮影中に被写体(写真に収めたい主役)が動いてしまうことで起きてしまうブレです。
主に動きの速いものを撮るときに発生してしまうことが多いです。
例)遊んでいるお子さんを撮影するシーン、ペットがじゃれているシーンなど
②手ブレ
撮影中にカメラを持つ手が動いてしまうことで起きてしまうブレです。
手持ち撮影に慣れていないと発生することが非常に多いです。
例)自撮りしようと手を伸ばしてカメラを持つシーン、街ブラ動画撮影シーンなど
写真ブレはシャッタースピードを上げて解決!
写真ブレは、極論『ブレるよりも速く写真を撮りきればいい』わけです。
被写体が動くよりも速くシャッターを開閉し、本当に一瞬を切り取ればブレませんし、
カメラを持つ手がブレようが、カメラの上下よりも速くシャッターが開閉すれば、ブレません。
写真ブレは、『ブレが発生するよりも速いシャッタースピードに設定することで、解決できる』
ということです。
一般的なカメラは、このシャッタースピードを1/4000(もしくは1/8000)~30秒の間で
調節することができます。
1/4000秒ってめちゃくちゃ速いですよね。ほんとに一瞬です。
1/4000秒だと、のぞみ新幹線(最高時速300km)でさえ20cmしか進めません!
それだけ速ければ、お子さんが急に走り出そうが、手がガタガタ震えてようが、
関係なく瞬間を切り取れそうですよね!
iPhoneのシャッタースピードはだいたい1/250~30秒
シャッタースピードがだいたいどんなものか分かってきたところで、
多くの人が写真を撮影するときに使うであろう”スマホ”のシャッタースピードがどのくらいかをご紹介いたします。
※Andoroidは種類が多いため、今回はiPhoneに限定させていただきます。
iPhoneのシャッタースピードは、1/250~30秒くらいです。
ただし、明確にスペックとしてうたっているわけではないので、
正確な数値はわかりません。
が、僕が調査した感じだと1/250~30秒くらいが、iPhoneの実力のようです。
カメラ性能として十分すぎるスペックです。
カメラで実際にシャッタースピードを変更してみよう!
いざカメラでシャッタースピードの設定を変更しようと思っても、
「どのモードを使えば設定が変更できるか分からない」なんてことありませんか?
この章では、実際にカメラを使ったシャッタースピードの設定変更方法を説明していきます。
また、カメラ初心者の方向けに、『シャッタースピードを変更するとどう写真が変わるのか』
というのを実際の作例を交えて解説していきます。
変更方法
さて、それではいよいよカメラでシャッタースピードを変えて撮影してみましょう!!
シャッタースピードを変えるときは、カメラに搭載されている【シャッタースピード優先モード】に切り替えていきましょう。
シャッター優先モードは、各メーカによってモード名称が異なります。
モード名 | メーカー名 |
Tvモード(今回の例はこちらを使います。) | Canon、PENTAX |
Sモード | ソニー、ニコン、オリンパス、富士フィルム |
このモードは、シャッタースピードを任意に設定できるモードとなっています。
その他のF値やISO感度(※)は、カメラ側でいい感じの値に自動設定してくれます。
※こちらの要素は、別記事で詳しく解説しておりますので、そちらを参照ください。
- STEP1Tvモードに切り替える
まずはTvモードに変更します。
大体カメラの上側に、モード変更用のつまみがありますので、そちらで設定してください。 - STEP2シャッタースピードを選択する
変更するために、シャッタースピード(赤枠)を選択してください。
Canonは基本的に全カメラにタッチパネルを採用していますので、シャッタースピードを指でぽちっと押してくれれば選択できます。 - STEP3シャッタースピードを変更する
こちらもタッチパネルで数値を変更しても良いですし、
カメラについている選択ボタンなどから変更することもできます。
1/500秒での撮影イメージ【おすすめ設定】
一般的に動きもの(運動会でお子さんを撮影するときなど)を撮影するシーンで、
「しっかり被写体の表情まで動きを止めて捉えたい!」というときに設定するのが、
このシャッタースピードです。
被写体の一瞬を切り取るイメージです。
これ以上速くしてもいいのですが、例を見てもらえばわかる通り、シャッタースピードを上げると、光が十分に取り込めずに、特に室内とかだと暗い写真になってしまいます。
なので、1/500くらいがベストかなと思います。
(昼間の外だと1/1000秒くらいがベストだと思います。)
カメラ初心者の方には、1/500秒設定をおすすめします。
シャッターボタンを押すときの微妙なカメラブレなどが起きても、
写真がブレることなく撮影することができますので、
失敗する確率がぐっと低くなりますよ!
1/60秒での撮影イメージ
人間の目が動きを捉えるのが、だいたいこの1/60秒と言われています。
つまり、このくらいのシャッタースピードで撮った表現というのが、
人の目からみて自然な表現となります。
被写体をもう少ししっかりと捉えたい場合は、被写体の動きに合わせてカメラを動かすのがポイントです。
これに関してはちょっとテクニックが必要なので、何枚も撮って練習しましょう。
1秒での撮影イメージ
人が見ている世界とは、また別な幻想的な写真を撮影したい場合に、
シャッタースピードを遅くします。
こうすることで、被写体の動きを表現できたり、
光芒などの、普段目にすることができない瞬間を写真に収めることができるようになります。
このぐらいのシャッタースピードだと、さすがに手持ちだと厳しいですので、
三脚などでカメラを固定して撮影することが必要です。
番外編:バルブモード
カメラにはバルブと呼ばれる、長時間露出モードが搭載されています。
シャッターボタンを押している間、シャッターを開け続けるというモードです。
なので、実質カメラの電池が切れるまで光を取り込み続けることができます。
(そんなことしたら確実に写真が真っ白けっけになると思いますが笑)
夜景や天体撮影をするときに使用することが多いです。
イメージのように、走っている車の光がレーザーのように写り、背景のビルは動いていないのでくっきり写る感じです。
また、夜などは光が少ないので、
できるだけシャッターを開けて、少ない光をたくさん取り込むことでようやく写真に写し撮ることができます。
まとめ
今回の記事のまとめです。
- シャッタースピードとは、光がカメラに入る時間のこと。
- シャッタースピードを速くすると、光が入る時間が短くなり、
一瞬を切り取ることができる。 - シャッタースピードを遅くすると、光が入る時間が長くなり、
動きのある写真が撮れるようになる。
- シャッタースピードを速くすると、光が入る時間が短くなり、
- スマホのシャッタースピードは、だいたい1/250~30秒くらい。
- シャッタースピードの設定変更は、シャッタースピード優先モードを使う。
- 初心者で手持ち撮影が多いならば、シャッタースピードは速い(1/500秒以上)がおすすめ!
前回記事で書いたF値とシャッタースピードを操れるようになれば、
基本的に撮影で困ることはぐっと減るはずです。
なので、どんどん撮りまくって、自分なりの表現を磨いていきましょう!!
それでは、また。
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