写真撮影テクニック|構図の呼吸 漆の型【放射線構図】

写真撮影テクニック|構図の呼吸 漆の型【放射線構図】

こんにちは、Kas’s Blog管理人のKasです。

写真を撮影するとき、
「いつも同じ雰囲気の写真になるなぁ」
「かっこいい写真が撮りたい!」
と感じたことありませんか?

それらは、写真の構図を変えれば解決できます!

構図には、基本となる型が存在します。

そこで、今回は構図の中でも基本となる
【放射線構図】について解説していこうと思います。

撮影するときに意識するポイントは、次の2点です。

  • 遠近感を利用すること。
  • 収束点の位置を考えること。

この構図にすること、
被写体の奥行きと高さが表現でき、見ている人の想像力をかき立てるような印象を与えることができます。

今回も、実際の作例を交えて具体的に解説していくので、
写真初心者の方も安心してください!

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放射線構図とは

放射線構図とは、
写真のある1点に向けて被写体のラインを収束させる構図のことです。

ラインが1点に収束するポイントを、収束点と呼びます。

収束点に人の視線を誘導することができ、
奥行きや高さを表現しやすい構図となっています。

撮影時のポイントは『遠近感を利用すること』と『収束点の位置を考えること』

撮影するときのポイント1点目は、遠近感を利用することです。

専門的には『パースペクティブ効果』と言います。

被写体のラインが収束するように撮影すると、
その収束点に視線を誘導することができ、
奥行きや高さを強調できるようになります。

 

撮影するときのポイント2点目は、収束点の位置を考えることです。

一般的に、画面中央に収束点を置くと、写真に安定感を与えることでき、
左右に寄せると被写体の動きを表現しやすくなります。

また、あえて収束点を写真内に収めないように撮影すると、
より迫力のある写真に仕上がります!

【作例付】おススメの撮影シーン

ここからは、放射線構図を使うおススメの撮影シーンを
作例を交えて解説していきます。

のどかな田舎道の長さを強調する

広大な畑が広がる中に、一本の道がある。

そんなシーンでは放射線構図が活きてきます。

一本道では、道の長さを見せることがポイントとなってきますので、
放射線構図を使って視線を誘導させることで奥行きを表現しましょう。

ローアングルで撮影すると、より安定感と迫力が増します!

線路を使ってノスタルジックな世界観を表現する

線路を放射線構図で撮影すると、
手前と奥で時間の流れを表現できるようになります。

奥側にシルエットやボケを表現してあげることで、現在から過去への時の流れを感じさせ、
ノスタルジックな雰囲気に仕上げることができます。

こちらもローアングルで撮影すると、収束点に連れてボケが強くなるので、
より洗練された写真になります。

背景を活かして人物に視線を誘導する

人物を撮影するときに、平面で捉えてしまうと
どうしてもシンプルな写真になってしまいます。

放射線構図を使って奥行きを表現し、視線誘導の中で人物に着目させてあげることで、
一味違ったポートレート写真が出来上がります。

まとめ

今回の記事をまとめます。

  • 放射線構図とは、写真のある1点に向けて被写体のラインを収束させる構図のこと。
  • 被写体のラインを1点に収束させることで、奥行きや高さが表現しやすい。
  • 撮影時のポイントは2つ
    1. 遠近感を利用すること。
    2. 収束点の位置を考えること。

今回【漆の型】で、構図の基本は終了となります!

みなさん、お疲れさまでした!

今回の放射線構図は、基本の型の中でも少しテクニカルな構図となっています。

だからこそ、意識して撮影できるようになれば、素敵な写真がいつでも撮れるようになります!

それでは、また。

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